入学直後で…まさかのドロップアウト!?

桜舞う春の季節。

新しい場所、新しい出会い、新しい環境、新しいチャレンジの季節。子どもが中学・高校・専門学校・大学へ入学したという方も多いでしょうね!ネット上では入学式の写真が多数アップされていて、希望に満ち満ちています♪

しかし、その裏では困ったことが起こっているのも現実にあります。入学した本人、保護者、教員、学校にとって非常に困ったこと。それが…

ドロップアウト。

「入学したばかりなのに退学してしまう。」という問題です。

通常、不安を抱えながらも夢と希望を持って学校へ入学しますが、毎年何人かはいきなり学校へ行かなくなってしまいます。「うちの子が、まさか…」と保護者の方々は皆さん言われます。まさに青天の霹靂といった具合いです。ドロップアウトは、誰にとっても良いことはありません。学校も保護者も、そして本人にとっても。保護者の方も頭を抱えてしまいます。入学金・授業料・一人暮らしの準備をして大金を使ったにも関わらず、「俺、学校辞める。」という一言が突然やってくることがあります。私も今まで何度も目にしてきました。退学することを目的として、わざわざ入学する子なんていません。では、一体何があったのでしょうか。

 

私の経験では、大きな原因は2点に絞られます。

 

1.進学先の学校・学科のことを理解していなかった。

進学先のことをよく知らないまま入学してしまう子がいます。そのような場合、入学式直後から「どうしてこの学校・学科に入学したんだろう?」と疑問を抱くようになります。

よく聞く退学理由が「自分の思ってたことと違った」「こんなに厳しいとは思わなかった」「こんな勉強をするつもりはなかった」といった理由です。学校のパンフレットだけで入学を決めてしまったり、何となくのイメージだけで入学している場合に多いような気がします。

入学する本人も、進学先のことをしっかり理解・研究する努力が必要です。「数年間かけて学びたいことが、本当にその学校にあるのか?」自問自答を繰り返すことが必要。学校のパンフレットだけでは情報不足なので、しっかりと自分の目・耳・心で確かめに行かなくてはいけません。

そして進学先の先生たちもオープンスクール等で良いことばかりを言ってはいけません。学校での楽しい部分だけを見せるのではなく、厳しい面もしっかり説明する義務があると私は考えます。厳しさもひっくるめて子どもたちに理解してもらい、覚悟を決めて入学してもらった方が良いでしょう。

 

2.自分の意思とは無関係に、親や先生に勧められるがまま入学した。

入学直後に学生から「相談があるんですけど…」というパターンも多いことと思います。「実は、他にやりたいことがあるんです!それで、退学したいんですけど…」と衝撃の告白。

親に言われるがまま、高校の先生に言われるがまま入学試験を受けたけど、実は自分は乗り気でなかったということも少なくありません。仲が良い友人に流されて、同じ学科・学部を受験した結果、入学後に退学をしたという話もよく聞きます。入学するまでは「乗り気でない自分」に気付いておらず、いざ授業が始まってから「あれ?自分がしたい勉強じゃないぞ!」と気付く。

このように、あまり興味がない分野なのに、流されて受験してしまうことが多々あります。よくよく学生の話を聞いてみると幾つかのパターンが見えてきます。

自分は何をしたいのか?という自己分析ができていないのに、進学校を決めてしまったパターン。
親から「◯◯◯が昔から好きだったんだから、この学校で◯◯◯の勉強をしたら?」と勧められ、ついその気になってしまった。実はそんなに◯◯◯に興味があった訳ではなかった…ということです。

学校の先生から「お前の成績なら、この学校だと絶対合格できる!受験してみるか?」と言われ、成績レベルで進学校を選択してしまったパターン。「自分がやりたいこと=学校で学ぶこと」になっていないので、入学直後から違和感を感じてしまう話もよく聞きます。学生にとっては興味のない分野の勉強になるので、苦痛でしかありません。

進学先を選ぶ段階で、自己分析をしっかりしておけば「入学した学校がミスマッチだった」という事態に陥らずに済みます。周りの意見に流されず、自分自身の心に問いかけて答えを導き出さなくては…。

 

入学後は細心の注意を!

「この4月に子どもが新しい学校へ入学した」からといって安心していませんか?ドロップアウトは決して他人事ではありません。それは突然やってきます。

子どもからすると、学校・勉強に対する違和感は、お金を出してくれた親へは相談しにくいものです。何か言ってくるとしたら、それはもう「退学したい」という限界の段階になってから。こうなってしまっては、手の施しようがありません。

そこで、私からお願い。

入学したからと言って安心はできません。しばらくは要注意の時期が続くと思っておいてください。早い段階でドロップアウトしてしまう子は、5月中旬までに何らかの信号を発し始めます。その次が夏季休暇明けのタイミング。子どもからは言い難いので、パパママから学校の様子を聞き出してあげて欲しいのです。
「入学して1ヶ月経ったけど、学校の方はどうだ?」
「新しい勉強は楽しいか?」
「何か目標ができたか?」
その時、表情が曇るようなことがあれば、それは「悩みを抱えている信号」です。優しく相談に乗ってあげてください。対処が早ければ早いほど解決しやすいものです。

学校の先生たちも、子どもたちの表情をよく観察しましょう。表情を見れば、いまどんな気持ちで学校に来ているのか分かるはずです。少しでも曇った表情を見せていたり、気になる様子があれば、声をかけてあげましょう。早い段階であれば解決することも多いので、早期発見・早期対応が大原則です。学生の方から相談に来ると、それはもう手遅れの事が多いので、先に先生の方から変化に気付いてあげましょう!

 

ドロップアウトで一番苦しむのは、本人。
そんなことにならないよう、「これから進学を考える」というタイミングの人は、十分に自己分析に時間をかけてくださいね!

 

育てるをもっと楽しく、ずっと楽しく。

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