やる気をなくした子を救う自己効力感のアップ術

勉強に対する意欲が薄まってしまった。

続けてきた習い事を突然やめると言い出した。

好きで入部したはずのクラブなのに、行くのを嫌がるようになった。

 

子どもたちの心に何が起こったのか、突然その日がやってくることがあります。
パパママは、何が原因なのか分からず、困り果ててしまいますよね。

 

 

意欲がなくなる、つまりモチベーションが下がる。
その原因は色々と考えられますが、最も可能性が高いのが「自己効力感が失われた、もしくは元々薄かった」ということです。

 

テーマ:自己効力感

自己効力感とは、簡単に説明すると「自分はできる」という自信のこと。

自己効力感は、困難に立ち向かう気力となり、新しいことにチャレンジするエネルギー源となるのです。私たちが「よし!頑張ろう!」と思えるのも、自己効力感が働いているおかげなんですね!

しかし、自己効力感が薄れてくると、やる気を失ったり、マイナス思考が生まれてくるのです。特に人生経験が少ない子どもたちは自己効力感に影響されやすく、モチベーション低下につながりやすい。「自分はできる」という気持ちが失われることで、「もう嫌だ」「やめたい」「行きたくない」という気持ちが溢れてくる…。

親として、先生として、とても心配になる状況ですが、大丈夫!再び自己効力感をUPさせてあげれば良い!再び立ち上がって歩き出し、またひとつ強くなるのです。

 

今日は2つのお話しをしましょう。

1.自己効力感をUPさせる方法

2.自己効力感を失わない方法

 

1.自己効力感をUPさせるには?

自己効力感を持つことができれば、粘り強く続けることができるようになります。
子どもたちを育てる私たち大人が知っておくべきことは、自己効力感がUPする方法です。

この方法を知っていれば、子どもたちのモチベーションが続くようにアドバイスができたり、言葉をかけてあげることができるわけです!

これは子どもに限ってのことではなく、大人になっても自己効力感を失うこともあります。働き始めたばかりの新社会人も自信をなくしてしまうことがありますし、自分自身がそうなることもあります。そんな時、自己効力感UPの方法を知っていれば、暗闇から早期脱出することができるでしょう。

自己効力感をUPさせるには3つのポイントがあります。

1−1.成功体験をさせる

些細なことでも良いので、小さな成功体験を経験させてあげることが大切です。難易度も低くて構いません。その成功体験を繰り返すことで「自分はできる」という気持ちが育っていくのです。例えば…漢字検定の簡単な級を受けさせてみる、なんて良いですね!4級を取れば3級を取りたくなりますし、3級を取れば2級を取りたくなる。そうやって「上」を目指すモチベーションが芽生えてくるのです。
成功体験を重ねるためには、遠い目標ではなく、近い目標を立てさせてステップアップさせるのが効果的です。マラソンで例えてみましょう。マラソン経験がない人がいきなり42.195kmを目指して走りますか?そんなことはありません。まずは5kmを走り、その次は10km、そして15km、20kmと徐々に目標を上げていきトレーニングするでしょう。10kmが走れるようになった!じゃぁ15kmも走れるはずだ!と目標をステップアップします。これも自己効力感を失わないための工夫ですね!

1−2.「あなたならできる」という説得

自己効力感を失っていると「私は何もできない」という気持ちになっています。そんな時は「できること」に目を向けさせてあげましょう。「何もできないことはないよ、◯◯が得意じゃない!あなたならできるよ。」と説得すると効果があります。人は、信頼している人に「大丈夫、できるよ」と言われると、本当にできる気持ちに切り替わるものです。そして自己効力感がUPして本当にできるようになります。周りの人の勇気付けはとっても良いエネルギーになるんですね!

1−3.成功しているモデルを見る

成功しているモデルを見るのはとても刺激になります。頑張って成功した人から話を聞くのもよし、成功した人が書いた本を読むのもよし。そうやって「成功モデル」を見ると、「自分が成功した姿」を想像することができるのです。「もし、これができるようになったら…」と自分が成功する姿を想像することは、物事にチャレンジする気持ちを生み出す根っこの部分。成功しているモデルを見て、自分に置き換えて考える機会を与えてあげましょう。

 

2.失敗の原因を、どう考えるか?

そもそも、自己効力感を失わなければモチベーションが下がることはありません。では、自己効力感を失わないためには、どうすれば良いのでしょうか。

自己効力感を失う大きな要因に「何かに失敗した」という経験があります。その失敗をした時の「考え方」が重要になってきます。

何かに失敗したとしましょう。
その時、つぎの4つのうち、どの考え方をするかによって、更に次回の結果が変わってきます。

a.たまたま悪かった

この考え方はよくありません。
「今回はたまたま悪かったのよ。」という励まし方は危険です。
自分以外に原因を向けているので次も失敗します。

b.私の頭が悪かった

この考え方もいけません。
責めているだけで、解決には向かわず、失敗を繰り返します。

c.努力が足りなかった

これは正しい考え方です。
失敗の原因は「努力が足りなかった」と、しっかり分析しています。
この経験を糧にして、次回は努力ができます。

d.やり方が悪かった

とても良い考え方です。
「やり方が悪かった」のは「努力したけど、その方法が悪かった」という考え方です。
これに気付くことができれば、次回は方法を改善できるはずです。

パパママ・先生たちに注意して欲しいことがあります。それは「努力しろ!」という言葉。とても危険な言葉です。
努力した人に「努力しろ!」と励ますと「無力感」を与えてしまうことになり逆効果。「自分は精一杯努力した。それなのに努力しろってことは、自分は何をやってもダメなのか…」となります。「努力が足りなかったんじゃない?」と声をかけるのが良いのか、「やり方が悪かったんじゃない?」と声をかける方が良いのか、相手のそれまでの行動をよく考えてから言葉を選びましょう。

 

3.まとめ

子どもが、やる気を失ってしまったときは、自己効力感をUPさせるようアドバイスしたり、励ましの声をかけてあげて下さい。信頼しているパパママ・先生の言葉が大きな力になります。

 

育てるをもっと楽しく、ずっと楽しく。

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