簡単にできる自己分析の方法
こんにちは!教育&子育てナビゲーター天野です。
前回の投稿「価値観に気付かせてあげる指導の大切さ」では、
進学先や就職先の選択には、自分の価値観を知ることの大切さについてお話ししました。
今回は、価値観に気付くための「簡単な自己分析の方法」についてお話しします。
<これからお話しする内容>
1.出来事を思い出す
2.感情を思い出す
3.共通点を見つける
4.まとめ
まず必要なのは、過去の出来事を思い出す作業です。
どんなに些細な出来事でも構わないので「思い出」を書き出してみましょう。
旅行、部活、勉強、運動会、発表会、怪我、優勝、失敗、喧嘩、発表会…
100の出来事を思い出す必要はありません。
15〜20ほどの出来事が書き出せれば十分でしょう。
もちろん、たくさん思い出せるのであれば、全部書き出してください。
最初は面倒だと思った作業も、書き出していくと次第に楽しくなってきます♪
この時点では深く考える必要はなく、ただ単純に「楽しかった」「嬉しかった」「辛かった」「腹が立った」と思った出来事を書き出すだけです。人によっては、過去の出来事を思い出すのが辛い場合があります。そんな時はペンを置いて、落ち着くまで待ちましょう。
過去の出来事を思い出す作業ができた次は、感情を思い出す作業です。
書き出した一つひとつの出来事について、その時の感情をしっかりと思い出してください。
これが大変重要な作業となり、時間がかかります。
ひとつポイントがあります!
「嬉しかった」という簡単な感情表現ではなく、
「◯◯◯が◯◯◯で◯◯◯だから嬉しかった」と、より具体的に思い出してください。
例)
「部活を頑張った」だけではなく
「仲間と一緒だから、最後まで頑張れた」
「試合で負けたくない一心で、キツい練習でも頑張った」
「部長として試合の勝敗に責任を感じた。どうしても皆んなと勝利を掴みたかった」
「練習をすればするほど強くなるのが分かり嬉しくて頑張った」
このように、感情を詳しく書き出します。
出来事に対する感情を書き出すことができたら、
全体をじっくりと眺めてみましょう。
すると、そこには共通点が存在するはずです。
例えばAくんの場合・・・
◯部活:仲間と一緒だから、最後まで頑張ることができた。
◯部活:みんなで辛いことを乗り越えて、強豪チームに勝つことができて感動した。
◯文化祭:文化祭の打ち上げで、友人たちと語り合って楽しかった。
◯喧嘩:友人Bの自分勝手な発言で、仲が良かったグループがバラバラになり悲しかった。
このAくんの感情の共通点は何でしょう?
それは「仲間・友人」です。
仲間意識が強く、チームワークが発揮できることに喜びを感じる人。
だからこそ、チームを乱す者に対して怒りの感情が強いんです。
Aくんの価値観は「人とのつながり」「チーム」に重きを置いています。
もし、採用試験で自己PRをするのであれば・・・
「私は協調性があり、チームの中で力を発揮することに喜びを感じます」
という出だしから始まることになります。
就職するのであれば、チームワークが大切になるような職種。
その仕事に就くために進むべき進学先となります。
進学先でも部活やサークルで活躍できることでしょう。
いかがでしたか?
価値観を見出す作業は、少し時間はかかりますが難しいことではありません。
発見した価値観は、あなた自身を表す個性。
今後、大切な選択しなくてはいけない場面で、ひとつの指標になることでしょう。
これから進学や就職が迫っているお子様を持つお父さん、お母さん。
もし、どうすれば良いのか分からなければ、無理に選択するのではなく、
まずは自己分析をさせてあげてみてください。
そうすれば、自然と選択すべき道が見えてくるでしょう。
保育園・幼稚園・小学校・PTA…
是非、聴いていただきたい「子育てで大切なこと」を話します。
ご依頼365日承り中♪