性格を育てるって?
こんにちは!教育&子育てナビゲーター天野です。
この投稿は前回のつづきになります。
性格って、こんな構造ですよって話でした。
気質は、生まれ持った人間の感情そのものなので
あとから変えることはできません。
怒りや喜びは、消すことができませんよね。
しかし気質以外の「性格」の部分は、生まれた後に形成されるもの。
狭義の性格(人格)は、幼少期で確立されるので
要するに「育て方次第で全く異なる」ということだと言えます。
人との関わり・見聞きしたこと・出来事など、自分が置かれた環境における経験によって性格は厚みを増して形成されていくのですが、残念ながら厚みを増すことができない環境で育ってしまうこともあります。
性格の層が薄い場合、外部からの刺激に弱く、ちょっとしたことで気質が溢れ出してしまい、周りからは「感情のコントロールができない」と見られてしまいます。
すぐに腹を立てて怒り狂ったり、泣き叫んでしまったり、相手のことはお構いなしで自分さえよければ良いという行動をとってしまったり。こういう状況は周囲の人にとっても困りますし、なにより本人が辛い想いをしてしまいます。
幼少期に形成される「狭義の性格(人格)」は、大人になってもなかなか変えることができない最も大切な部分。成長とともに、性格層に厚みを持った大人になるかどうかにも大きな影響を及ぼすので、養育者の責任はとても大きいでしょう。
まぁ〜るく厚みを持った性格層を持った大人に育てるために、私たちは何をしてあげればよいのでしょうか。
性格層は、加齢に比例して形成されるわけではありません。
「経験して学ぶ」ことによって形成されるのです。
と言うことは・・・
「色々な経験をさせてあげること」が大切!
もっと言うなら・・・
「色々な感情を湧かせてあげること」です!
同年代、年下、年上、おじさん、おばさん、おじいちゃん、おばあちゃん…
多くの人の中に入れてあげましょう。
これって、昔はよく見た光景ですよね。
盆正月に親戚一同が集まってワイワイやる光景。
歳の差がある従兄弟同士で遊んだり、
叔父さんに怒られたり、
みんなで一緒にご飯を食べたり。
人と過ごすことが子どもの性格を育てます。
幼少期の読み聞かせはとても大切です。
文字を読むことができないので、パパ・ママにかかっています!
スマホをいじる暇があれば、絵本を読み聞かせてあげてください。
性格形成には「色々な感情を湧かせてあげることが大切」と言いました。
読み聞かせは、子どもたちの感情を揺さぶることができます。
物語を聴いて、情景を思い浮かべたり、登場人物の感情に移入したり…
読み聞かせをとおして「疑似体験(経験)」をすることができる。
性格形成にはとても有効な手段です。
他にも幼少期の子どもたちに経験させてあげられることは沢山あります。
性格層に厚みのある大人に育てるために、
「狭義の性格」を豊かに育てる必要があります。
さぁ、パパさん、ママさん、あなたに何ができますか?
今日からできることを始めましょう!
保育園・幼稚園・小学校・PTA…
是非、聴いていただきたい「子育てで大切なこと」を話します。
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